・ウェブカム女

ポールダンス女とIMで会話している裏で、また別の外人からIMが来ていた。

webcam sex に興味はある?」

懸命なる読者の皆様方はもうお分かりかと思うが、当然ココで言うべきは「Yes!」であろう。

当方はWebcamを所持していない事を伝えると、それは構わないとの事。ツールは何を使うのかを問うと、メッセンジャーが使用可能であるとの事である。

肝心の金額を聞いてみれば、750L$と随分リーズナブルである。早速相手のprofileより支払う。



ここから雲行きが怪しくなった。



「チャットで卑猥な言葉を言って欲しい?言って欲しかったら500L$」


「あえぎ声を聞きたかったら、さらに750L$」


マスターベーションして欲しい?して欲しいなら、乳を触るだけなら250L$、アナルを指でいじるなら500L$、バギナをいじるなら750L$、濡らすなら1000L$」(随分器用な奴だ)


「服を脱いで欲しい?上だけ脱ぐなら750L$ 、全裸になるなら1000L$」


「1対1が良い?1対1が良ければ750L$」



オプションが細かいのである。しかも一々高価である。コレを次々に選ばされる。さすがの俺も段々アホらしくなってくるというものである。

このIMをこなしながら、先程のヌードダンサーともIMでエロ会話である。
「今、リアルでディックをこすってる?ウフ〜ン」
もう50L$くれたら下も脱ぐというから、さっさと支払ってウェブカム女とのIMに集中する。


中途半端にケチった結果、「女が無言で服を着たままアナルに指を突っ込む様をメッセンジャーを用いて複数人で鑑賞するコース」という意味の分からないものになった。本格的に意味が分からない。


驚くべき事に、更に総額の50%以上のチップを請求された。結果、支払った合計金額は1950L$である。アホらしさは限りなく頂点に近づいたと言えよう。


いよいよメッセンジャーのアカウントを教え、登録を済ます。そして奴は来た。メッセンジャーに。


「Hi! セッションは3時間後に開始します」













貴様・・・っ!



この時点で既に午前一時に近かったのである。三時間も待てるワケが無い。

この旨を伝えると、


「1対1のプライベートセッションにすれば、もう少し早くなるけど。」


更に金をとる腹である。そんな金は無い、と言うと、


「クレジットカードを使えばいいじゃない」



マリー・アントワネット気取りである。


仕方なく俺はこう言った。


「金を返せ」








一切の反応が無くなった。

2〜30分おきに、「オイ」やら「オイコラ」やら「金返せ」やらIMするが、反応無しである。






期待していたオチ(画面いっぱいにアナルが映し出されて、数秒で接続が切れる、等)が得られなかった。屈辱である。



今回の様なオチは嫌である。はっきり言って。